どうも!
柚木です!
今回も早速感想まとめました!
よろしければお読みください♪
舞台刀剣乱舞12日間無料配信
【期間】2023/7/23(日)~8/3(木)⏰各日19:00~
※7月27日(木)のみ 20:30より開始
【配信ページはこちら】
7月31日(月) 19:00〜
科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』綺伝 いくさ 世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶
【出演者・キャスト】
歌仙兼定:和田琢磨
山姥切長義:梅津瑞樹
☆にっかり青江:佐野真白
☆亀甲貞宗:松井勇歩
☆獅子王:伊崎龍次郎
☆篭手切江:大見拓土
☆古今伝授の太刀:塚本凌生
☆地蔵行平:星元裕月
大友宗麟:三浦浩一
細川忠興:早乙女じょうじ
黒田孝高:山浦徹
高山右近:黒川恭佑
小西行長:堀田勝
大村純忠:石原正一
有馬晴信:船木政秀
細川ガラシャ:七海ひろき
講談師:神田山緑
☆印:刀剣男士の初キャスト
【開催期間・会場情報】
【東京都 品川プリンスホテル ステラボール】2020年7月16日(木)~8月2日(日)
【東京都 日本青年館ホール】2020年8月4日(火)~9日(日)
感想
そもそも科白劇とはどんなものだろう・・・と思っていたのですが、刀ステの舞台もついにコロナ禍に差し掛かっての公演になったからこのような形になったのですね
科白劇(かはくげき)
科は仕草、白はセリフで表す舞台のようですね
舞台左隅に講談師の方がいらっしゃるのも普段とは違う光景
刀剣男士もまっすぐ前を向きながら演技をしたり、距離を極力とるように努めて殺陣を行ったりとソーシャルディスタンスに配慮した舞台となっていました
きっと元々脚本家の末光さんが考えていたエピソードも、この時代背景に合わせて臨機応変に変えたのだろうなと開始5分で感じる内容となっていました
いつもはステージいっぱいにいる時間遡行軍も今回は人数を最小限に抑えるためか、スクリーンに映しだされた遡行軍を刀剣男士は様々な向きで切るような演出となっていました
「スクリーン、効果音、殺陣」全てのタイミングがピッタリ合っていたので一種のアトラクションのようで痛快!
おかげで違和感なく刀剣乱舞の世界に没頭できました
観客の想像力を引き出して見えないものを見る感覚
これも新たな映像体験だなと感じる舞台でした
感想(ネタバレ有)
講談師の存在は語り部として演技上無視するかと思っていたのですが、彼はどうやら「特殊刀装」らしく、刀剣男士ともバンバン会話しているのが面白かったです!
その語り口の軽妙な事、とても初舞台とは思えませんでした
維伝に引き続き、物語はゲーム刀剣乱舞の特命調査「慶長熊本」への出陣・・・
かと思いきや、どうやら他の本丸が過去に出陣した慶長熊本の戦績資料を見て、刀ステ本丸は回想を行う・・・という入り口
一種の劇中劇になるのでしょうか?比較的ずっと戦績資料の中の様子を描いているので、その設定はあまり考えなくても良さそうでもあります(ただ、この時点で改変されていない慶長熊本への出陣を見越しての演出だったらと思うと繋げ方が上手すぎる!)
慶長熊本と言えば細川ガラシャ
彼女の役は宝塚歌劇団トップスターの七海ひろきさん!たおやかな女性らしさもありながら芯の強さを感じる演技にあっという間に惹かれました!子守唄だけで観客をうっとりさせるなんて流石としか言えません!
そしてガラシャと言えば義伝で登場した夫、細川忠興ももちろん出てきます
義伝の際には伊達政宗との不器用な友情に感涙したのですが、この作品での彼もまた妻への感情を不器用に発露するのです
短気なのに風流を愛する、相反する感情は妻への感情にも同じこと
その不器用な愛情が故の物語だったのだと思うと一観客としてもこの夫婦を愛おしく思わざるをえませんでした
そしてその二人を見守る回想での歌仙のもどかしさが痛い程わかる!
今回の彼は「第3部隊の隊長」として、そして講談師以外の細川夫婦の語り部として観客に寄り添ってくれた感じがしました
彼とガラシャの対峙はとても美しく、まさに雅(みやび)でした
今回の出陣の中にはジョ伝も登場したあの黒田官兵衛(孝高)もいるという豪華仕様
まぁ、この人が出てきたらね、一波乱間違いないんですよね!
この人がいるからかキリシタン大名たちにはこちらの事情筒抜けなんですよね!!
何が怖いってジョ伝の記憶が混じり合っているかのような様子を伝えてくるんですよ・・・
やめて!円環は!!もう!!!やめて!!!!(悲伝のトラウマ)
こんなに過去の公演と繋がってくると虚伝の明智光秀(ガラシャの父親)も出てきてほしかった・・・(時系列的にも組み込むのは難しかっただろうけども)
維伝と同じくこの慶長熊本にも改変のひずみが出てきます
それによって変化する歴史上の人物の姿は、キリシタン大名という背景も相まって大変神々しかった
特にガラシャはオスカル様(ベルばら)を彷彿とするような麗しい姿になるのでぜひ見てもらいたい!変身と同時にそれぞれの歴史上の人物が違う刀種の西洋刀剣を手にしているのも面白い演出でした(ガラシャの薙刀さばきの華麗なこと)
ゲームをやっている審神者へのサービスかなと感じたのは
闇り通路(くらがりつうろ)の再現でしたね
ちょうちんでうっすらと浮かび上がるのが臨場感があって良かったです!
刀剣男士の見どころはかたりつくせないのですが、あえて挙げるなら
・長義が大友宗麟に対してちゃんと「お酒は飲めない」と言ったこと(慈伝の時からの成長を感じる)
・地蔵とガラシャの逃避行(行平と慈しみながら呼ぶガラシャと、姉上と悲痛に叫ぶ地蔵の対比)
・難しい話の間に入る篭手切江おんすていじ(勝ち鬨(かちどき)の歌に癒されました)
・ごはん食べながら小烏丸のモノマネをする獅子王(とっても似てる)
・放棄を放置と聞き間違える(おそらくあえて)亀甲(歪みないね!)
・元主と邂逅する歌仙を気に掛け、そして信頼するにっかり(この青江はあまりふざけないしっかり青江と見た)
・ずっと地蔵を心配して追いかける古今(優しい刀なのだとホロリ)
今回敵として立ちはだかる人たちの背景が、人々に幸せになって欲しいという目的があるキリシタンたちなので観ていてとても辛く、それを「正史のため」に斬らなければいけない刀剣男士たちにも感情移入するので悲伝とは別のしんどさのある舞台でした(要所要所でパライソ、インヘルノと言われると刀ミュの「静かの海のパライソ」を思い出して二重に辛くなる仕様)
優しい人たちの悲しい物語は心にくるものがありました
今回についてはカーテンコールについても大変に泣かされました
歌仙兼定役の和田さんの締めの言葉にもらい泣きすること間違いありません!
ぜひ最後まで観て、最後まで物語に浸ってもらいたい、そんな舞台でした
公演してくれてありがとうございました!
いつかこのコロナ禍が終わる事を祈ってつけられた「灯(ともしび)」のような優しい素敵な作品でした
8月 1日(火) 19:00〜
舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣-
このお祭りを一緒に楽しみましょう♪
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私は2022年12月に「ミュージカル『刀剣乱舞』江おんすていじ~新編 里見八犬伝~」
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